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2020/01/31

だんだん、徐々に、着々と (終)

あれから半月。

授業を終え、ホームルームも終わると、ぞろぞろと生徒たちが立ち上がり
各々部活や下校を始める。

俺も席から立ち上がると、その様子を見ていた桜子がトテトテと寄ってくる。
その顔はうつむいたままだが、よく見ると耳が真っ赤に染まっている。
机の前でもじもじとしたまま、俺がなにか言うのを待っている桜子。

俺はあえて何も言わない。

「………」
「………あの」

俺はすっと立ち上がり、彼女に背を向けて教室を出ようとする。

「…待って!」

慌てたように俺の後を追いかける桜子。
ぐっと俺の腕を掴み、身体を寄せてくる。
腕にふにっとした柔らかい感触を押し付けてくる。
それと同時に、腰のあたりにこつん、と硬い棒状の感触。
先程まではわからなかったが、よくよく見れば不自然に、彼女のスカートを持ち上げているモノがあった。

「言わなきゃわかんないよ、桜子」
「うっ……そ、その…」
「ん?」
「今日も…お願いします」
「何を…」
「…うう、いじわるですよ。キヨヒコくん」

彼女の腰に手を回し、行こう、と促した。
彼女は顔をさらに真っ赤に染めて、その動きに身を委ねる。

周りの生徒たちがあの2人ってそんな関係なの?というヒソヒソ話で盛り上がっているが、俺はそれを無視して教室を後にする。
…桜子はそんなことを噂話されている、と気がつけるほどに余裕はなかったようだ。
そう、桜子はあの日のあのシチュエーションにどっぷりとハマってしまったのだった。

あの後、人形から桜子の身体に戻したものの、男の象徴はそのまま残してある。
年頃の女の子には、青春まっさかりな勢いを持つソレの扱いはつらいものがあるようだが、その反応を見るのが俺の楽しみでもある。
体育のときとか、不意に大きくなってしまうので困る、と恥ずかしそうに言われたこともあるので、抑め方を伝授してあげた。
それ以降は体育の前に、女子トイレへ駆け込む桜子の姿を見るようになったのは面白い。

「今日はどっちがいい?」
「………お人形さんのほうが、いいです」
「桜子も好きだねえ…」
「そ、それはっ…キヨヒコくんのせいですよ」
「え?人のせいにするんだ。じゃあ無理にしなくても…」
「ううぅ…。………私が、好きなので…」
「よくできました」

桜子が待ちきれない、と言った感じでクローゼットから赤い人形を持ち出してきた。
あの日から違うのは、その人形が桜子の衣服を着ている、ということだ。
どうにも最初から裸、というのは落ち着かないものらしい。
桜子がどっさりと自分の私服を俺の部屋に置いていくようになったのだ。

「じゃあ…いくよ」
「……はい」

俺は魔人にお願いして桜子の意識を人形の中へ。
そして俺の意識を桜子の中へ移動させる。

彼女はあれから、身動きができない身体にされた状態で、「自分自身」に好きなようにされる、というシチュエーションに一番興奮するようになってしまったのだった。
まあ、俺の身体でも違いはない、と言ってくれているものの、そうでないのは漏れてくる心の声で明白だった。
まあ、俺としてはどちらでもいいけどね。俺…というか魔人の力なしで、彼女の願望は叶えることはできないのだから。
桜子は俺の虜、ということには何一つ違いはない。

ピクリとも動かない人形をベッドの上に寝かせ、服をゆっくりと脱がせていく。
その1つ1つの動作を細かく説明し、彼女の羞恥を煽ることを忘れない。
自分から決して取らないような恥ずかしいポーズで固定してあげて、そのまましばらく眺め、動画をとったり、ただの物として放置し続けたり。
徐々に彼女の心の声が荒く、激しくなっていく。
最後は生えたままの物体の、そして性欲のハケ口として使用する。

その後、俺は元の身体にもどり、2回戦を開始する。
それが終わればまた桜子の身体に入って3回戦。
休憩を挟めば目の前の人形を延々と愛し続けることができる。

(あるじよ。お楽しみのところ申し訳ないのだが、我はもう少し変化が欲しいところだ)
(変化…ねぇ)

まあ、最初は新鮮だったこの行為も、何回もやってきたらそれはそれでマンネリがくるものだ。
桜子も口には出さないものの、最近はもっと違うものを求めてきているような節はある。

(わかったよ、じゃあこうしようー)

俺と桜子と、魔人の偏屈な生活は、まだまだこれからも続いていくのだ。

- 終 -


2 件のコメント:

  1. やっぱりハッピーエンドはいいですね

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  2. 個人的にはハッピーエンドが好きなので良かったです
    作品の終わり方がわかっていると有料作品も買いやすいんですが

    返信削除