Author : danna (だんな) / danna_story
状態変化、TSF、獣化の片隅にひっそり生きてます。
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2019/02/04

男の娘タグ

最近不思議なことが起きているような気がする。
気がするってのは確証がないというか、そもそも俺の勘違いじゃないかとかそんな感じで説明ができない。


例えば俺のクラスの学級委員長はあんな真っ黒に焼いたギャルっぽい奴だったかなとか、俺の隣の席のやつはこんなに胸が大きい女子だったかなとか…。俺の使っている椅子や机がいつのまにか新品になってるような…。
何かが変わっている感じはするのだが、前からそうだったような気もする、そんなちぐはぐな状態だ。
クラスであいつをいじめていたのは俺だけだったっけ…とか。
あいつ、根黒清彦(ネグロ、だけどあだ名はネクラだ)を俺たちのグループはパシリにしていたのだが…いや、俺達…グループ…
俺には友人がいたような気がするのだが、顔や名前が思い出せない。
まるで元からそんな奴らはいなかったかのように。


「やあ、としひこ君」
ネクラのやつが俺に声をかけてくる。
ヒョロっとしていかにもいじめられやすそうな外見をしているネクラだ、
こいつから声をかけてくるなんて珍しい。
俺は違和感に襲われつつも、いつも通り飲み物でも買いにいかせようとする。
「なにか自分の中で納得できてないことが起きてるのかい
ネクラのやつがやけに饒舌に話をする。
「君にはどんなタグをつけてあげようかな」
タグ?
「動画サイトや小説サイトでみたことがないかい
その作品がどのようなカテゴリに属するものか表すラベルさ」
俺はネクラが何を話そうとしているのか見当がつかない。が、俺が最近感じている何かに関することだということは分かる。
「僕は君たちにいじめられ、気がおかしくなってしまいそうになった時に目覚めたんだ」

「人間のタグを...いじる能力にね」
「最初は自分がとうとうおかしくなってしまったのかと思ったよ。なんせ君たちの頭の上に無数の文字が見えているんだからね」
「そのうちにその文字を書き換えたり、すてたり、付け加えたりすることができることに気がついた」
「ギャルって書いたり、巨乳って書いてあげるとその人のカテゴリに追加され、現実に反映されるんだよ」
俺は学級委員長や隣の席の奴を思い浮かべる。まさか…
「そのうち案外無茶なことでもできることに気がついたんだ。例えば...机、とか椅子とか書くこともできるんだよ」
ネクラちらりと俺の席を見る。俺も釣られて自分の席を見るが、いつも通りの机と椅子があるだけだ。
「まあ、見ても気がつけないと思うよ、君の机と椅子がかつての友人達だなんて」
俺には仲間がいたような気がしていたことを思い出す。
「僕から見たら、君が友人の上に座って、友人の上でノートとってるようにしか見えないんだけどね…ひひ。彼らにいま意識があるかないか、わからないけど、どう思ってるかな」

俺背中にじっとり汗をかき始める。
ネクラの言ってることは荒唐無稽すぎる…のになぜか不気味な説得力を感じる。本人が冗談を言ってるように見えないほど落ち着いているからだろうか。
ネクラはそんな俺を見て、冷笑をする。
「いきなり物とかにしちゃっても面白くなから、ちょっと遊ぶけどね」
ネクラは俺の頭上に向けて手を伸ばす。
反射的に俺はネクラの手を払い、背を向け、教室から廊下へ飛びだす。
そのまま振り返ることもなく俺は学校から走り去った。

教室に残されたネクラは呟く。
また明日」

翌日。
いつも通り起きた俺は学校へ行く準備をする。
昨日、学校で何かとんでもない事実を伝えられたような気がするのだがはっきりと思い出せない。
夢だったのだろうか。
ぼんやりした思考の中、トイレで立ちションをする。
手を洗い、顔を洗うと頭もすっきりしていく。

うん、やっぱ夢だったんだな。

そう結論付けると、俺は自室に戻り、制服に着替えるためにクローゼットから取り出す。

(お、おいなんで女子の制服が俺のクローゼットに...

慌てて俺は自分の学生服を探そうとしたが、クローゼットの中に学生服はない。どうしたもんかと思っていると、俺は手にとった女子制服を椅子にかけ、着ているパジャマを脱ぎだす。

(あれ、何を着ようとしているんだ俺は!?まさかこの制服を着ようとしている?

あっという間にパジャマを脱いでしまった俺は、スカートを手に取り、着慣れてるかのように脇のホックをハズし、足をくぐらせ履いてしまう。

傍から見ても、このスカートはとても短く、俺のふとももはほとんどあらわになっている。

(あ、あれ...俺の足こんなに白かったっけ...毛も生えてないような。いやそんなことを考えている場合じゃない。脱がないと)

俺は手をスカートにかけるが、外そうとした途端に体がいうことを効かなくなる。
まるでこの服を着ることが当然のように。

(くそ、なんだってんだ、こんな短いスカート...

裾をめくる動作は阻害されなかったので、そのまま持ち上げて上から脱げないか試してみる....のだが

(え、えええええ!!なんで俺が女の下着なんて履いてるんだ!?トイレに行った時には気が付かなかったのか...?そんな馬鹿な)

スカートを持ち上げて見えたのはいつも履いているトランクスではなく、いわゆるショーツと言われる下着だ。ご丁寧に前リボン付きで女性物をアピールしている。が、股間には大きな膨らみがあり、この下着の着用者が男性だということを強調している。

俺は時計を見る。
いい加減にしないと遅刻してしまう。とりあえず俺はセーラー服をクローゼットへ片付けてしまおうと、手に取る。
(こんなものしまって...あ、あれ?

俺の手は、セーラー服の脇のファスナーを上げた後、それが当然かのよう頭から被ってしまった。
腕と頭を通すと、脇のファスナーを下げ、完全に着込んでしまう。
(あ、れ意外とかわいい...?
クローゼットについている鏡にはボーイッシュな女子高生に見える俺が映っていた。
短いスカートも活発さをアピールするのを手伝っている。

(いやいや、こんな格好で学校へ行ったら笑われてしまうどころか社会的に死んでしまう!!

脱ごうとして脱げないのなら、学校を休むしかない。布団に潜って寝てしまおう!!俺はそう考えると、急いで引き出しから紫のハイソックスを取り出し、身につける。一応ずり落ちないようにソックタッチで止めるのを忘れない。そしてかばんを手に取り、玄関へ。
ローファーに足を突っ込み短いスカートが翻るのもためらうことなく玄関を飛び出し、走って学校へ向かったのであった。

(な、なんでぇぇ?

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