Author : danna (だんな) / danna_story
状態変化、TSF、獣化の片隅にひっそり生きてます。
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2018/11/25

彩歌のいたずら

中学生の彩也香には5歳の妹、彩歌がいる。
年の差が離れた妹でよく彩也香になついている。

甘やかされて育っているせいか彩歌には多少わがままなところがある。たまに注意をするが、それでもやはり他…特に祖父母が甘やかすので悩みのタネだった。

「お人形さん買ってもらったの」
「また?!前も買ってもらって…ってうわ、おっきい」

彩歌が抱えるようにして持ってきたのは大きなカバン。
小さな人形であれば10体以上入りそうなサイズだ。
パカリ、クチをあけると中にはばらばらになった人形のパーツが入っていた。

「…なにこれ?組み立て式?」
「ちがうのー。中にお人形さんがあるの!」

彩歌がパーツの中から取り出したのは2体の人形。
大きな人形と小さな人形、可愛らしい姿かたちをしている。

「こんなシリーズあったかなあ…」

出来が良すぎるのでもしかしたらハンドメイドかもしれない。
カバンの中にあるパーツは恐らく人形のパーツ組み換えができるのだろう。
またこんな高い物をかって…とため息をつく母の顔が思い浮かぶ。
彩也香も"彩歌ばかり…"と思わないでもないがまあ小さい子供を甘やかしてしまう気持ちもわからないでもない。

「こっちがおねーちゃんでー、こっちがわたし!」

もうすでに設定まで作っているようだ。

「わかったから、お部屋でひとりで遊んでなー。私は学校の宿題あるから」
「えーおねえちゃんもおままごとしようよー」
「終わったらね」

…とはいえ学校から帰ってきたばかりで疲れているので宿題をする気もなければ彩歌と遊ぶ気もない。
とりあえずベッドに寝転んで漫画でも読もう、と思っていた。

部屋に戻り鍵をかける。
うとうと寝てしまっている間に彩歌が勝手に入ってきて遊ぶのを防ぐためだ。
読みかけの漫画を取り出し、ベッドに仰向けになって読み始める。
不思議な事が起きたのはその直後だった。

バサッ
「ぶっ」

頭上に掲げるようにして読んでいた漫画雑誌が落下して顔にあたったのだ。

「いったー…寝ぼけて手滑っちゃったかな…?」

スマホをいじっている時とかによくやる。
うつらうつらとしたときにスルっと落ちてくるアレだ。
慌てて起き上がって顔を怪我してないか見ようとするが…。

「ん…?あ、あれ!?手、がない…?」

一瞬前まであったはずの両手が身体から消えていた。
肩口は最初から何もなかったかのようなキレイな肌に包まれている。

腕をあげようとしても肩が少しあがるだけだった。

「な…なんで!?ど、どうして!?」

パニックに陥った私はスマホを取ろうとしてそもそも腕がないことに気が付きさらに混乱する。
机の上に置かれたスマホは足では届きそうにない。

「ドアも…ああ。鍵がっ」

ノブの中にあるツマミを回せば解錠される仕組みであるが、いまの彩也香には文字通り手が出せない状況だ。
椅子に座ってゆっくりと足をあげ、ツマミを足の指で挟んで回そうとするもうまくいかない。

「くっ…だめだあ」

一体何が起きているのか。
私の両手…腕はどこへ行ってしまったのか。
外れて落ちているのかと思えばそうでもなく、ベッドの上には漫画しか置かれていない。

そして再度足をあげようとした瞬間、その両足の感覚もすっと消えた。
履いていたジーンズ…脚が通っていた部分がパサリ、と床に落下する。

「!?!?」

慌てて身を捩る。
太腿もなくなっている。
そのせいかジーンズはスルリと脱げ落ち、地面に落下した。
横目で姿見をみると、椅子の上に手足がない私がちょこん、と座っている。

顔と身体を捩ることしかできない。
だが、椅子に座った状態では下手すればそのまま身体を打ち付けるだけだ。
ガードするための手足はどこへいったのか。

ガチャリ。
鍵がかかっていたはずの扉が開く。
いや、不思議なことではない。
父が閉じ込め防止の為に家中のドアノブはドライバーなどを使えば開けられるタイプのものに変えているのだ。幼い子がいるのだから当然ではある。
私が部屋をもらったとき、ちょっと反発した記憶もあるけど。

入ってきた人影は大きかった。
父も母も帰ってきていない状況で該当する人はいない。
まさかこの状況で強盗、と思ったがそうではなかった。
顔を見て驚く。その大きな人影が彩歌だったからだ。

幼い身体に不自然なほど長い手足ついてはいるが、彩歌だ。

「彩歌…?」
「そうだよ、おねーちゃん!」

右手には先程の大きなカバンと、左手には両手足が長い小さな人形。

「これすごいんだよ、手を付け替えたら急にね、ぐっって伸びたの!」

興奮した様子で彩歌が話す。
彩歌が持っているのは先程が持っていた小さい方の人形だ。
その人形の手足を付け替えたのか、不自然なバランスになっている。
まさか。

「あれ、お姉ちゃんもこっちのお人形さんみたいになってるね」

カバンから取り出したのは大きい方の人形。
手足はもがれている。
どうやら小さい方の人形についている手足は元々大きい方の人形についていたもののようだ。

…まさか

「おもしろいねー。あ、お腹も交換してみよー」
「ちょ、ちょっとまって彩歌、まって」
「お姉ちゃんの手も、足もつけてあげるね!」

私の静止も聞かず、その場で座り込んで人形遊びを始める彩歌。
腕も脚もない私は彩歌に向かって声をかけるしかできない。

小さい方の人形から手足を外すが彩歌の手足はなくならない。
もしかして違うのか、と思ったのだが、お互いの胴体を入れ替え、頭部以外をすべて交換した状況で人形の頭を接合した瞬間にその現象は起こった。

椅子に座っていた私の視線ががくんと下がる。
手足の感覚は戻ってきたが、体中のちからが抜けた感じがする。

「あ、あっ…」

予想はあたった。
私の首から下が、幼い5才児…彩歌の身体になっていたのだ。
そして目の前には彩歌の顔をした少女が立っている。
アレは恐らく、私の身体だ。

「やめて、彩歌…!モトに戻して…」

慌てて椅子から飛び降りて彩歌から小さくなった人形を奪う。
ふん、と力を入れてみるが人形は最初から一体化されているかのように接合されており、まったく外れる気配を見せない。

「もう、お姉ちゃん、そのお人形さんは私のだよ!」

体格差に物をいうように無理やり剥ぎ取られ、空高く人形が持ち上げられる。
5才児の身長では彩歌の頭上に掲げた手に届くはずがない。

「もう、そんなことするお姉ちゃんはこうです!」

ぶちぶちぶちぶち。
あっさりと手足が再びもがれてしまう。

手が消え、足が消え、私は地面に落下する。
数十cmの高さから落ちただけだが、幼い身体には十分な衝撃だ。

「ぐぅ…」

動けない私を無視してカバンからなにかパーツを探す彩歌。
なにか4つのパーツを取り出す。
やけにふさふさしているそのパーツを、躊躇なく人形へ取り付けた。

「おまけっ」

最後にお尻に何かを突き刺す。

「い、いやあああああ」

手足の感覚が戻ってきた。
いや、正確には新しい感覚だ。

「すごい、ワンちゃんのおててだよ!」

肩口から伸びる白い毛が生えた腕。
カカトがぐっと持ち上げらたようなそれは正確には手ではない。…前足だ。
そして足も同じく白い毛が生えた足。

立ち上がろうとしてはバランスを崩し倒れる私。
この慣れない足では立ち上がることができないのだ。
いや、例え立てたとしても人間のように振る舞うことはできないだろう。
そもそもの骨格が違うのだ。

「お、お願いだから…ね。いい子だからね…モトに戻して彩歌」

プルプルと震える手足で四つん這いで立ち上がる。
先程から下着が丸見えだったのだが、そこからさらにフサフサとした尾がはみ出ている。

「どうしようかなー」
「彩歌、お母さんたちが見たら驚くし、怒られちゃうよ」
「えー。それはやだなあ」
「でしょ?でしょ?だから元に…」

ガチャリ。

「さっきから何を騒いでるの…?」
「お、お母さん!彩歌が!」

奇妙な状況だが、事情を話せば分かってもらえるはずだ。
だが、彩也香を一目見るなりため息を付いた。

「もう、彩也香ったらまた下着で過ごして…。家の中でもしっかりしないと、彩歌が真似しちゃうでしょ」
「!?…ちょ、ちがうでしょ、お母さん。この手、足!見てよ!」

前足を母の前に出す。
お手、みたいな形になってしまうがそんなことを気にしている暇はない。

「…?なあに?怪我でもしたの?いつもどおりじゃない?」
「いやいや!犬みたいな手足になっちゃってるでしょ?!」
「もう、彩歌と何かごっこ遊びなの?もうすぐご飯だからちゃんと服着て降りてきなさい」

バタン、と扉を閉められてしまう。

「怒られなかったじゃんー彩也香ちゃんのうそつき!」
「いや、ちがうの、彩歌。この身体、どう見てもおかしいでしょ!?戻して!?」

手足が犬、胴体が彩歌、顔が自分というアンバランスな生き物にされてしまった私は彩歌に戻してもらうよう必死にお願いする。
まさかこの不思議な現象が、他の人にはなんら変わったことのない普通の状況と判断されてしまうなんて。

「でもこの身体すごい動きやすいしー、高いところから見れるしー。しばらくこのままでいいかなあ」
「いや、私はよくないからね!?」
「もう、彩也香ちゃんうるさいよ?またおてて外しちゃうよ?」

目の前で私を模している人形の腕を抜こうとする彩歌。
うっ、と私は怯む。
しかたない、しばらく彩歌に従って落ち着いたところで戻してもらうしかない。

「ほら、おズボンはこ?ママいってたでしょ」
「着るって、この脚に合うズボンなんて持ってないわよ」

そもそもこの自分の下着もこの身体には大きすぎてずり落ちそうだ。
シャツもオーバーサイズになっている。

「これかなあ?」

彩歌が自分の部屋から持ってきたシャツと、短パン、そしてパンツ。
不本意ではあるが今はこれを身につけるしか無い。
短パンの裾から伸びるのは太腿ではなく犬の脚なのでスッカスカではあるが。

「彩歌はお姉ちゃんの服、借りるね」

そういうとクローゼットから私のお気に入りのワンピースを取り出し着てしまう。
顔が小さいので不自然ではあるものの、今の彩歌の体型にはぴったりだ。
当たり前だ。それは私の身体なのだから。

ーーー

「ーうそでしょ」

目の前に置かれたのは母や妹と同じ食事。
違うのは場所と、器だった。

「彩也香は椅子に座れないでしょ」

という母親が置いたのは正真正銘犬が使う器。
こんなもの、家には今までなかったはず、みたこともない。
その器に小さなハンバーグや野菜やご飯が一緒くたになって盛られている。

「これじゃあまるで犬みたいじゃない…」

とはいえ箸もナイフも持てない手ではどうしようもない。
私は恐る恐る顔を近づけ少しずつ食事をしていく。
こんな量ではとても足りない、と思っていたのだが半分ぐらい食べたところでお腹がいっぱいになってきた。
(そうか、身体は彩歌だったっけ)

当たり前だが、5才児の食事量は中学生のそれとは遥かに違うだろう。
顔は自分のままなので一度に食べる量は多いのだが、その量は身体には多すぎた。
食べにくさもあいまって、結局彩也香はすぐに食事を終えることになるのだった。

だが。
食べれば出る。それは自然の摂理。
でも今の身体は…。

「ど、ど、どうすれば…!?」

慌ててトイレまで4つ脚で駆ける。
人間の適応力というのはここまでなのか、あっという間に犬の手足で動くことに慣れてしまっていた。

「彩歌!彩歌!」

大きな声で彩歌を呼ぶ。

「なーに、お姉ちゃん」
「ふ、服…!脱がして!」
「え?あ、おしっこ?」
「そ、そうだけどそれだけじゃないから…!」
「もう、自分でぬぎぬぎぐらいしなさい」

理不尽に怒りながらも下着とズボンを脱がしてくれた。
トイレの扉を開けてもらい中へ飛び込む。

(えっ…とどうすればいいの)

いや、分かっている。
犬がどういう体制で用を足すのか。
だが、目の前にあるのは洋式の便器。

「う…」

仕方なく思いつくままに便器に登り上がる。
穴に落ちないように後ろ脚を大きく広げる。

(腰を落として…って私、なんでこんなことしないといけないの…)

その一部始終をじっくりと彩歌に見つめられながら、人生で一番恥ずかしいと感じる時間を過ごした彩也香であった。

部屋に戻るといつの間にか、自分の部屋は彩歌が使うことになっていた。
代わりに彩歌の部屋を自分が使うことになってしまっている。
彩歌のものだった部屋に入るとそこにあったのは彩歌が使っていた小さなベッドではなく、犬用の円形のクッションだけ。

(なんか、時間がたつに連れて周りが…変化して行ってない?)

身体にあわせて世界が辻褄を合わせている。
あの人形にそんな効果があるなんて、思いたくもないが、現実は目の前にある。

(明日、朝イチでモトに戻してもらわないと)

彩也香は身体を丸めるようにして眠るのだった。

ーーー

「彩歌、学校に遅れるわよ」

階下からお母さんの声が聞こえてくる。
彩歌はまだ幼稚園なのに、何を寝ぼけているのだろう。

ガチャリ、と部屋の扉が開く。
そこに入ってきたのは…

(え…私?)

そこに立っていたのは私だった。
身体や手足だけでない、顔や髪型までもが彩也香だったのだ。

(彩歌のやつ、顔まで交換したのね!)

文句の1つも言わないと、もはやなだめて戻させるなんて悠長なことをいってられない。
だが、彩也香の口から出たのは無情な鳴き声であった。

「ワン、ワン、ワンッ!」
(え、えええええ!?)

混乱する私の視界の先に見えるのは長く前に伸びたマズルと湿った黒い鼻。
人間の胴体だったはずの身体は手足と同じように白い毛で全身が覆われてしまっている。

「おはよう、彩也香ちゃん」

彩歌がニコリと笑う。

「今日1日は彩也香ちゃんはワンちゃんです。2年前にお家に来たサモエドちゃん」

一体何を行っているのか。
というか彩歌らしかぬ口調だ。まるで本来の私のような…中学生のような。

「彩也香ちゃんと全部交換したら色々分かってきたんだけど、このお人形さんはそーゆうことだったんだね。私、やっと理解できたよ」

どうやら私の知識や知能を利用していろいろ把握しているようだ。

「また、帰ってきたら姿変えてあげるからね。いつか飽きたら戻してあげるから」

なにを言っているのか。
私はもとに戻りたい、もとに…もとに?

「わん、わん」

鳴けば鳴くほどなにを考えていたかわからなくなっていく気がする。
まずい、このままじゃあ私、本当に、犬に。

「じゃあまた帰ってきたらお人形ごっこしようね」

起きて数分で既にこの状況だ。
半日も待たされたらどうなってしまうか、定かではない。

「わん、わん、わん!」

行かないでくれ、戻してくれ、と叫ぶと共に別の興奮が身体をめぐり始める。
吠えている自分にさらに興奮して鳴く、そしてさらに…悪循環だ。
どんどん私の、私の意識が、意思が…。
彩歌…たすけて。

1 件のコメント:

  1. これは新しい…
    疑似的な人形化であり幼女化とtransfurの贅沢セットや…!

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