Author : danna (だんな) / danna_story
状態変化、TSF、獣化の片隅にひっそり生きてます。
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[9月の作品] 強制ダイエット / 転生症Booth
[10月の作品] 僕達兄妹には不思議な能力がある / 交通事故で日替わり憑依 Booth
[12月の作品] 名札バトルロイヤル Booth
[1月の作品] 実は人類は負けていました / 神様はいつもあなたのそばに Booth
[2月の作品]
健全な精神は健全な肉体に宿るべきBooth
[3月の作品]
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[4月の作品] クロス・ロード Booth
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[6月の作品] おやすみ
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[8月の作品] ある日を境に訪れた、身体だけが徐々に入れ替わっていくお話 Booth


Boostしてお買い上げいただいた支援者の方にはここで厚くお礼申し上げます。

2018/09/04

あなたの衣装、交換されてませんか?


普段、あまり話さない絵梨花が声をかけてきた。
絵梨花はニコニコしているが、それがかえって不気味だ。

「ね、そこにいる佐藤くん、今日の姿どう思う?」

どう思うって言われても。
窓際で談笑している彼に視線をやるがいつもどおり変わらない。

「ふーん、そっかそっか。じゃあちょっと手を握って?」

絵梨花が左手を差し出してくる。
一体さっきからなんなんだろう、と思いつつも差し出された左手を握り返す。

「ぽち、ぽちっと。じゃあもう一回佐藤くん、見てみて?」

彼女が何をしたいのか、さっぱりわからない。
言われるがままに再び彼を見る…が。
え…ええ?!
思わず大声を出してしまい、慌てて口を抑える。
一瞬静寂が訪れ、周りからジロジロ見られるが、再び教室は喧騒に包まれる。




「どうしたの?大声出しちゃって」

そんな事言われても。
わたしは彼をまじまじと見る。
彼はなぜかわたしたちと同じ制服、セーラー服とプリーツスカートを着ていたのだ。
しかもスカートはご丁寧に膝上まで短くしてある。
彼の見た目は華奢でどちらかというと女顔だったので知らない人が見れば女子と思うかもしれない…が。

彼も、彼と会話している友達も、そして教室の誰もが彼の出で立ちに疑問を呈さない。
そんなバカな。
あんな格好、弄られるにきまっているのに。
というかいつ着替えたのだろう。だって…さっきまで…。あれ。
思い出すと先程も彼はあの格好をしていた気がする。あれ?

「不思議でしょ。彼は今日、朝からずっとあの格好だったのよ」

そんなことがあるだろうか。
いや、でもわたしもさっきまであの格好を見ていたはずなのに何も思っていなかった。

「このアプリのおかげよ」

アプリ。
彼女が見せたアプリは着せ替え~あの子に素敵な服を着せちゃおう♡~とタイトルに表示されたアプリ。
そこには彼の顔アイコンが表示され、衣装にセーラー服がセットされている。
一見ジョークアプリに見えるのだが、眼の前に起きている現実が本物であることを示している。

「このアプリを使うと着せ替えるだけじゃないの。置き換え前の衣装の役割を引き継がせることができるのよ。つまり彼はいま、あの衣装が自分の制服と認識しているの」

はー。わたしはマジマジとアプリを眺める。
試しに触らせてもらうがわたしの指でアプリは反応しなかった。
どうやら彼女しか触れないアプリのようだ。
でもどうして私に教えてくれたのだろう。

「んー。1人で楽しんでいたんだけど、飽きてきちゃってね。やっぱこーゆうのは共有してこそ、だと思ったの。アプリを使うときに接触していた人は、その変化に気がつくことができるってわかったから」

そんな親しくない…のに。彼女は変わってるな、と思った。

「それにあなたが他の人にバラしても誰も信じないだろうし」

今の状況を考えるとわたしが彼に女子制服を着ている!と叫んでもわたしのほうが頭がおかしいと思われてしまうのだろう。
ふむ、でもなんだかちょっとドキドキ、ワクワクしてきた。
次は何を見せてくれるのか、訪ねてみる。

「ふふ、そうねぇ。じゃあ…」

ポチポチ、と操作をする絵梨花。

「はい、設定完了。つぎの授業を楽しみにしていて」

そう言うと彼女は席に戻っていった。
数学の授業。
チャイムとほぼ同時に入ってきた教師を見てわたしは笑いそうになり、机に伏せる。
数学の教師は今年入ってきた女性だったが、浮いている様子はなく、髪も後ろできっちり1本に縛り、飾り気のないメガネを掛けてお堅いイメージのする人だった。
その先生がなんとゴスロリなドレスを着て入ってきたのだ。

大きな傘のように広がったスカートは彼女が歩くたびにゆらゆらと優雅に揺れる。
あらゆる箇所についているフリルやスカートから覗くパニエのひらひらは、普段の彼女のイメージからは程遠い。
頭にはヘッドドレスを纏い、髪の毛は高い位置で2つに分けられ、ツインテールになっている。
メガネはコンタクトになっているが、左右の眼の瞳孔の色が違うところを見るとカラーコンタクトのようだ。

普段のイメージからかけ離れた格好をして、いつもどおりの数学の授業をする先生。
それがとてもおかしくて笑ってしまい、先生から注意をされる。
その注意をされた事自体にもおかしくなってしまい、また怒られるという悪循環であった。

「ずいぶん楽しんでいたみたいね」

それはもう…だってあんな格好…。
ああ、だめだ思い出すだけで笑ってしまう。
でも他の人にはあれがきっちりしたレディーススーツに見えているのだろうか。

「ええ、彼女自身はあれがレディーススーツだと思っているし周りもそうよ」

原理はわからないが物凄いパワーを持ったアプリだ。
わたしはどんどん楽しくなってきてしまい、彼女にお願いをしてみる。

「いいわよ、あなたの言う通りにやってみましょうか」

隣の組の体育の授業をターゲットにしてもらった。
今日は男子がプールで女子は体育館のようだ。

プールサイドには女子が整列している。
いや、違う。遠目からみれば女子に見えるだけだ。
実際は女子の水着を来た男子が整列をしている。

男子の水着を女子の水着に変えてもらったのだけど、面白い、というよりちょっと気持ち悪い光景になってしまった。
背の小さい男子や痩せている男子はまだ見れるのだが、ガタイが良かったり、太っていたりする男子がスクール水着を着ているのは気持ち悪いを通り越しておぞましい。
そして男子全員、股間の盛り上がりがより一層強調されるようになってしまいわたしは早々に見るのをやめる。

「私も一回やったことあるわ、正直水着は人を選ぶわね」

教えておいてほしかった。
わたしたちは授業をサボって体育館へ向かう。
少し空いた扉からこっそりと中を伺う。

「あはは、これは面白いわね」

そこには跳び箱を飛んでいる女子生徒たち。
彼女たちの頭には黒く長いウサギの耳がついている。
体操服の代わりに網タイツとバニースーツを着込み、腕と首にはカフスだけが巻き付けられている。
そんな彼女たちが跳び箱をぴょんぴょんと飛ぶ姿は可愛らしかった。

「あー楽しかった。じゃあまた遊ぶときは誘うわね」

絵梨花は今日変えた状態はそのままを維持しておいてくれるらしい。
明日もまた、滑稽な光景を見て楽しめそうだ。
ありがとう、わたしも楽しかったわ。
わたしは絵梨花へお礼を言って別れた。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・


ああ、本当に気が付かないのね。
自分も同じ目に合ってるかもしれない、って少しは思ったのかもしれないけど。
このアプリで変更された変化はどうやっても気が付けないということだ。
もし他人に使われたらと思うと恐ろしくなる。

私はがに股でヨタヨタと歩く彼女を見送った。
朝から彼女にも設定しておいたのだが、やはり気が付けなかったようだ。
彼女の今の出で立ちは上下一体型のロンパース、股間の部分にスナップボタンがついた赤ん坊が着るような服なのだ。
もちろん丈なんてものは一切なく、太ももがすべて露わになっている。
そう、彼女の制服はそのロンパースだ、という入れ替えをしてあるのだ。
そのことに彼女はもちろん、周りの誰もまったく気がついていない。

そして彼女のお尻から股間に掛けては、こんもりと大きく盛り上がっている。
これは下着をオムツに変えてみたのだ。
彼女は何も疑うことなく紙オムツを装着していた。
股の間にオムツの吸水ポリマーが挟まっているため、ガニ股気味に歩くことしか出来ないのだが、それでも彼女は気が付けない。
ヨタヨタと歩く彼女の歩調に合わせて歩くのはちょっと苦労した。
…トイレは普通にしていたので、そこはちょっと残念だった。

そして試しに生徒手帳をおしゃぶりに置き換えてみた。
うまくいくかわからなかったけどうまくいったと言ってよいだろう。
彼女は校則を守って生徒手帳を携帯している、という感覚で常におしゃぶりをしていることになった。

そのため、彼女が何を喋っているのか半分ぐらい理解できず、私は我慢できずに笑いそうになってしまっていたのだ。
彼女の口からこぼれるよだれを、リボンと置き換えたよだれかけが受け止める。
学校という公共の場で赤ちゃんプレイをする彼女。
明日、教えてあげたらどんな顔をするだろうか。いや、ずっと黙っておくのも面白いかもしれないなあ…。


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