Author : danna (だんな) / danna_story
状態変化、TSF、獣化の片隅にひっそり生きてます。
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2018/06/05

オートフィッティング(1)

遠い未来。
増加した人類が直面した問題の1つに衣食住への不足があった。
その内、衣…つまり服の原材料不足の解決として生み出されたものが衣服のクラウド化である。



衣服の構成データがクラウドに保存されており、専用のカプセル型機械-フィッテイングマシン-にダウンロードし、人間が入ることで衣服をその場でその体型にフィットするように繊維が噴出して作成・着用される。
機械に入る前に使用していた衣服は素材に分解されるため、人々は何着も衣服を所持する必要がなくなった。

衣服データの購入も家庭でできるようになり、例えばお葬式に際に慌てて喪服を探すが虫食いにあっており衣料店へ駆け込む、だったり子供の衣服も早い成長に合わせて着れなくなった衣装の山に悩まされるという光景はなくなったのだ。


「お姉ちゃん、部活遅れちゃうよ?」
ぎりぎりまで寝ていたところを妹に起こされる。
今日は休日だけど学校へ行かないといけないんだった。
こうゆうときにしっかり者の妹が同じ部にいるのは助かる。
寝ぼけ眼のままフィッテイングマシンに入り、指紋認証を行う。

フィッテイングマシンは先ほども言った通りデータはすべてクラウドにある。
個人の所有している衣服データのリストをダウンロードする必要があるので多少時間がかかるのが難点だが、着替えにかかる時間や面倒さに比べたら微々たるものだ。
衣装の変更も容易なので、通学の時は制服で、部活は学校にあるマシンで体操着に着替えるのだ。

(…あれ、なんかおかしいかも)

いつもならずらりと表示される衣服データがおかしい。
夏・冬の制服や体操着、私服の名称が100着ほど表示されるのだが、
1つしか表示されていない。
その1つも文字がおかしくなっており何と書いてあるか読むことが出来ない。

「ねえ、マシンおかしくない?」

マシンから顔を出し妹の姿を覗いたが、朝食をもくもくと食べている妹の服はしっかりといつもの学校の制服になっている。
何度かコンソールを操作してリストの更新や再認証を行うが、先ほどと変わりないリストが表示される。

(んー?なんか調子悪いのかな…とはいえパジャマのままいるわけにもいかないし。とりあえず押してみよっかな)

リストをソートし、最後に着ていた順にする。
このパジャマが一番上のはずなのでその前に着ていたのが帰ってきてから着替えた私服…その前が制服かな。
ぼけーっとした頭で計算をし、上から3つめをタップ。
最終確認に表示された衣服名も読むことができなかったが、私は構わずOKを押した。
これ以上グダグダやっていたら朝食を食べる時間が無くなってしまう。

衣服データをダウンロードし終わったマシンがぶううんと稼働し始める。
身に纏っていたパジャマが細かく分解されていく。

パジャマと下着が完全に分解される。
衣服に付着していた汚れはこの際に分解されるのだが、一緒に身体の汚れもある程度取ってくれる(限界はあるけど)
朝の時間がないときに寝汗を取ってくれて清潔にしてくれるのは助かる機能だ。

私は目を瞑る。
危険防止のため、素材噴出時はそうしないと稼働しない。
ノズルからシューという音と共に、体の周りを素材がまとわりついてくる。

(…?あれ、下着生成されてない?)

いつもなら制服にグループ化して指定している下着が先に着用されるはずなのだが…。
ブラジャーが生成されているような感じはしない。

そんなことを思ってると腰の周りにカサ、っという音と共に下着が生成される。
(なに、この紙みたいな感触)
目を開けるわけにはいかないので終わるまで待つしかない。
しばらくすると布の感触が身体を覆うが…。
(手足が出ちゃってるような…制服じゃないなあこれ…)

着用が完了するとピーっという音と共に目を開ける。

「ってなにこれえええ」

私の声が家中に響き渡った。

「おねえちゃん!?どうしたの…って何その恰好!」

私の服装は、制服などとは程遠い衣装。
全身一体…肩や太腿が露わになったロンパース、そして涎掛け。
そして下着の代わりにこんもりとした紙おむつ。
へなへなと機械の中で座り込んでしまった私の姿を見て妹も絶叫した。

「お姉ちゃんニュースになってる!」
「ええ…」

テレビを見るとそこにはフィッティングマシンのクラウドサーバーのトラブル。
認証が上手くいっておらず別のユーザーのデータと混合してしまうらしい。

「え、じゃあこれは…」
自分の姿を改めて確認する。
どう見てもこれは…
「赤ちゃん、だよねえ…」

い、嫌よこんなの。

「ぬ、脱がなきゃ…あ、あれ」
「ダメ、お姉ちゃん。これ脱衣禁止設定になってる」
「う、うそ…」

幼児ぐらいまでの衣服に設定なオプションだ。
勝手に脱ぎ散らかさないようにマシンでないと脱げないような構造になっているのだ。
確かにロンパースにボタンやジッパーの類が存在しておらず、物理的には脱ぎ着ができないような構造である。

「ち、ちぎれば…」
「でもお姉ちゃん…裸になるのはいいけど服…ないよ?」

すべての家庭がこのマシンを使うようになってから、衣類が家に置いてあることはほとんどない。
お風呂やシャワーも自動乾燥になってタオルなども存在しない。

「で、でもこれよりマシ…!このロンパースもそうだけど、そ、その…下着がオムツなのが…」
「お姉ちゃん、ニュースが…」

そこには早期異常解消をしたければ今の衣装を着脱しないように、とのアナウンスがされていた。
破損してしまうとアカウント復旧が難しくなる恐れがあると。

「今日は部活休めばいいけど…もし復旧が遅れて明日まで直らないと学校いけないよ?」
「うっ…」

今無理やり脱いでしまうと裸のまま数日…いやもしかしたらそれ以上。
そうなってしまうと正直日常生活に支障がでる。

「が…我慢しないと…ね」
「とりあえず部活は休みの連絡しておくね」
「ありがと、お願い」

このまま外出をするわけにもいかない。
こんな格好をご近所や同級生に見られるのは恥以外の何物でもない、そんなことになれば社会的な死を迎えてしまう。
妹が学校へ連絡を取るために部屋を出て行った。

(ん…あれ)

そういえば起きてからトイレへ行っていない。
よいしょと立ち上がる。
股間周りがこんもりしているためか足を閉じることができず、若干のがに股な姿勢をしながらトイレへ向かう。

便器の前で立ちすくす私。
(あれ、そういえば脱げ…ないんだけどどうすれば)
焦る私。

体型に合わせて生成された服はあまり余裕がなく、1-2cm程の隙間しかないロンパースの隙間に指を入れてみる。
(ここはずらせば何とかなりそうだけど…)
その下に漏れないように着けられたオムツが隙間なく密着していて指が1本も入らない程きっちりと固定されている。

こうしている間にも尿意はどんどん強く、高まっていく。
(し、仕方ないよね…)


股間の部分がずっしり重くなったオムツを履いたまま、
妹に見つからないようにリビングへ戻り、マシンへがに股で駆け寄る。

認証を行い、リストを表示させるが今朝と同じく文字化けした1つしか表示されない。マシンは着衣→着衣の変更はできるのだが、着衣→脱衣だけはできない。(お風呂に入るときは、自分で脱いでマシンに放り込むだけである)
仕方ないのでその同じ服を選択する。

稼働音と主にロンパースと、使用済みのオムツが分解されていく。
このマシンのいいところはこういった汚れた部分もしっかりとケアできることだ。
ある程度の汚れた皮脂や油も除去してくれるので、お風呂に入らなくても済んだりする。

すべて分解された後、再び繊維が噴出され、下半身にまとわりつき始める。
(…うう、やっぱりまた紙おむつ)
当たり前だが分解された同じ服が再構成されていく…のだが

(あれ?)
手の周りにも手袋のようなものがまとわりつき始め、何かが覆っていく。
分厚い布が手の周りを覆い終わると、今度は口の周りに何かが噴出される。
(って口も…なに!?)
口になにか、ゴムのようなものが突き入れられる。
無理やり唇をこじ開けて侵入していきたゴムは舌を押さえつけるような大きさまで膨張し始める。それと同時に唇周りにやや固いプラスチックゴムが覆うように広がった。

―マシンが完了の音を出した。

(またマシンの故障…?)

目を開けると、手が大きな鍋つかみのような手袋が装着されていた。
指はすべて同じ1つの袋に閉じ込められ、ボクシングのグローブのようになっている。

(うっ、これも外せないのね)

片方の手でもう片方の手のグローブを外そうとするが、もちろん外せない。
自分の手首のサイズピッタリに生成された伸縮性のない分厚い布はハサミで切らない限り外すことは出来なさそうに見える。

(センサーが反応しなくて扉があけられない…)
手袋に包まれた手ではタッチセンサーが反応しないようだ。
開くボタンを何度押してもドアはピクリとも動かない。
猫型ロボットの手のようになってしまったのでマシンのドアを開けなくなってしまっている。

(妹を呼ばないと…)

続く

1 件のコメント:

  1. 探したんですけど、2話がまだ登校してませんですよね?

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