Author : danna (だんな) / danna_story
状態変化、TSF、獣化の片隅にひっそり生きてます。
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2018/04/01

姿だけ入れ替わって立場が変わらなかったら

入れ替わり。
映画や漫画、小説でたまに見かける自分の体が他の何か(人だったり動物だったり、無機物だったり)と取り替えられてしまう現象だ。

とある地方神社に祀られている神様はその手のシチュエーションを好み、隙あらば願いを叶えると称して入れ替わり現象を起こし、その時代の人々を混乱させていたが、しまいには悪神として僻地にある小さな小さな祠へ移されてしまっていた。


封神されるまで、神は長年あらゆるパターンの入れ替わりを行ってきた。封神後も「いんたーねっと」に神の力でアクセスし、入れ替わりに関する文献を読み漁ったのである。

結果どうなったかというち
「人と人形はやはりええのう。元の体につまみ上げられたり、飾られたり。たまらんわい」
...趣味が尖り始めていたのである。
この社に願い事をすれば何をされるか。
偶然にもこの小さな社を見つけ、そして願ってしまった不幸なカップルの話をしよう。

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「ずっとたっくんと一緒にいられますように」

カップルが一組、どこで存在を聞いたのか、学校裏の山の中にある小さま小さな祠までやってきて願う。

入れ替わり好きならああ、このパターンか。とも言える典型的なお願いである。
だが神は飽いていた。
お互いの体を入れ替え、「好きな人の体とずっと一緒」なんてオーソドックスな願いは叶え飽きているのである。
(数年ぶりの願いじゃがどうしたもんか)
久しぶりなので王道でもいいじゃないかとい気持ちもあるがやはりここはワンアクセント欲しい。

よし、こうするか。
神は願いを叶える奇跡の光を発動した。


「う、うわ。なんだこれ!」
「きゃ、な、なに?」
たくやとミナは一緒にいたい、と願った瞬間、祠から光が飛びだしてきて、それに包まれる。

光が収まった時、たくやが目を開くと、さっきまでミナがいた場所にセーラー服をきた自分にそっくりな男が立っていた。

「だ、誰だお前?」
自分の口から今まで出したことにない高い声がでてたくやは驚く。
自分の腕をよく見ると運動したことがないかのような細い白く、そして小さな手のひらが目に入る。
着ている服はさっきまで部活で着ていたジャージのままだが、サイズは小さくなっているようだ。

「わ、わたしがいる?」
その大きな体格にフィットしたセーラー服をきた大男がコチラを見て低い太い声でオネエのようのしゃべる。
その声に驚いたのか手を口にあて、さらに目に入ったごつい手のひらに二度驚いている。
短いスカートを履いた内股の大男のしぐさに若干ひきながらも、たくやはもしかして、と話しかける。

「おまえ、ミナか?」
「え、たっくんなの?」

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俺とミナは落ち着きを取り戻し状況を確認する。
姿が入れ替わったこと。
服装はサイズが変わってしまったが入れ替わる前と同じ服を着ている事。(ミナは俺の体でブラジャーをしているらしい。サイズはぺったんに変わっていたが)
俺も下着を確認したが上着ジャージの下はシャツのみで、ミナの大きな胸、そして突起が覗き見えた。
パンツはトランクスのまま。俺の息子はもちろん消え失せていた。

野球部の練習をさぼって、ミナといちゃついてた罰だろうか、神様きつすぎるぜ。

「の、呪いか何かかな...」
ミナは不安な顔を俺に向けるが、正直しぐさもあいまってカマっぽく見えてしまう。ミナが履いている巨大なウェストになったスカートから伸びる筋肉質なごつい足も気持ち悪さを加速させる。
そんな気持ちがミナに伝わらないように俺は表情を引き締める。
「とりあえず校舎の方に戻ろう。帰るにしてもカバンが置きっぱなしだし」
服を交換しようとしたが、俺の着ているジャージはミナの体のサイズまで縮んでおり、男の体では袖を通すことすらできそうになかった。
逆も然りでセーラー服はだぼだぼで切ることはできても、下着やスカートはサイズが違いすぎて落ちてしまう。
裸で降りるわけにもいかないので仕方がなく、誰にも見つからないように祈りつつ、俺とミナは山ーといっても学校の裏道からすぐの小山だがーを降り、校舎に向かう。

校舎にはまだわずかに部活で残っている生徒もいるようだが、幸いにして誰にも見つかることなく、自分たちの教室へたどり着くことができた。
ミナの体がジャージを着ているのはともかく、俺の体が女装(しかも下着も完璧ジャストサイズ)しているというのは正直学校でも俺の立場が崩壊しかねない。
更に体が入れ替わっているというカオスっぷりに俺は頭を抱える。

「よし、カバンも回収したし帰るとす...」
ガラガラと大きな音を立て教室後方の扉が開く。
俺は顔から血の気が引くのを感じる。

しかし、後方から入ってきた少女(よく見るとミナの友達だ)は、この異常な状況の中で、たくやの予想とは違う言葉を発したのである。
「あれーミナとたくやくんじゃん。野球部もう終わったの?」

続く